ミニトマトを4月下旬に定植してから一ヶ月も経過すると草丈がグングン伸びていることでしょう。
ちょっと質問ですが茎や枝の葉の付け根(いわゆる節)から芽が生えてきていませんか。
茎や枝の葉の付け根から生えてくる芽を「脇芽」といいます。
この脇芽は早めに取ってやらないと初期生育に必要な養分が分散しますし、枝葉が混み合って通気性が悪くなります。
脇芽は早めに取り除いて、主軸(メインの茎)をしっかり伸ばしましょう。支柱を超えたら、先端を摘んで生長を止める「摘心」を行います。
今回はミニトマトの摘心とわき芽かきの時期とやり方を写真付きで紹介します。
摘心とわき芽かきって何?違いと目的
改めて「脇芽かき」と「摘心」についてトマトの仕立て方の基本「1本仕立て」で説明しましょう。
脇芽かきとは
写真後日掲載
記事の冒頭で語りましたとおり茎や枝の葉の付け根(節)から生えてき芽が「脇芽かき」といいます。
ミニトマトを定植してから何も手をかさず枝を伸ばし放題にしておくと、枝や葉が混み合って通気が悪くなります。
何よりトマトの生長に必要な養分が分散されてしまうので、樹全体の生長遅れや実の結実不良が発生するかもしれません。
ただミニトマトを定植してからすぐに脇芽をかけばいいのかというとそうじゃありません。
生育初期とくに定植後は根の生長を助けるため、あえて脇芽を伸ばして葉を増やして光合成を促進させなければなりません。
具体的な「脇芽かきのタイミング」は後ほど紹介します。
摘心とは
写真後日掲載
ミニトマトの摘心とは親茎が支柱を超えたら先端を止めることを指します。
摘心することで親茎が上に伸びる生長の養分を、花や茎葉、実を結びつけるのに使うようにするためです。
摘心を忘れてしまうと支柱を超えた親茎は重力で下に垂れ下がり、最悪は親茎が折れてしまう可能性があります。
脇芽も伸び放題になっていれば枝と葉がゴチャゴチャに絡まって手の施しようがない状態なることもあります。
わき芽の見分け方とタイミング
写真後日掲載
ミニトマトの脇芽の見分け方は上記写真をご覧いただくと理解できます。
脇芽かきのタイミングはミニトマトを定植してから親茎が伸び葉の枚数も増えて健康的な葉色であれば実行しましょう。
脇芽かきは指で捻じり取ります。ハサミを使うと刃先についた汁が万が一ウイルスがいた場合、他に感染させる可能性があります。
なのでミニトマトが十分に活着できたのを確認できたら指で芽かき作業を行っていきましょう。
脇芽かきをする目安
- 定植後、苗がしっかり活着した頃(10日〜2週間ほど)
- 親茎が元気に伸び、葉が5〜7枚ほどついたころ
摘心の目安と時期
ミニトマトの摘心の目安は支柱を超えたときに行います。
そのとき注意したいのは蕾があるか確認して、その上の葉を二枚残して摘心することです。
これも指で親茎の先端を捻じりとります。
自分の菜園での実例(写真あり)
Before/After
脇芽かきをする前の状態(わさわさしている写真)、脇芽かきをした後の状態(すっきりした写真)
脇芽かきをする前の状態(わさわさしている写真)、脇芽かきをした後の状態(すっきりした写真)
まとめ
- 脇芽かきは、養分を実や花に集中させるために重要な作業です。
- 摘心は支柱を超えた頃に行い、生長をコントロールして実つきを良くします。
- 育て方に正解はありません。観察しながら“自分なりのタイミング”を見つけていきましょう。
脇芽かきのコツとして、まずミニトマトを定植したら、しっかりと樹を育ててグングン育ってきていることを確認できたら芽かき作業をしましょう。
最初は根と茎を伸ばして葉の枚数も増やし光合成しないと健康に育ちません。
親茎が支柱を超えて無事摘心を迎えられるように家庭菜園道を精進していきましょう。
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