【5月のきゅうり栽培】定植タイミングと苗の選び方|追肥までの管理方法も解説

初夏を迎える5月は、家庭菜園できゅうりの定植をスタートする絶好の時期です。この記事では、定植に適したタイミングと理想的な苗の選び方、さらに定植後から最初の追肥までに行うべき管理について解説します。初心者でもわかりやすいように、作業の流れを整理しています。

きゅうりの定植時期と気温・地温の見極め

《写真アドバイス:地温計と畝の様子、最低気温の天気予報画面など》

きゅうりの定植は、一般的に4月下旬から5月中旬が適期とされていますが、気温や地温の条件が重要です。

  • 地温:最低でも13℃、できれば15℃以上が必要です。地温が低いと、根の活着が遅れて生育に支障が出ることがあります。
  • 気温:最低気温が10℃以上で安定していることが理想です。
  • 霜の心配がない時期を選ぶことも忘れずに。晩霜が残る地域では、黒マルチやアンドンで防寒対策を施しましょう。

失敗しないための苗の選び方と状態チェック

《写真アドバイス:良い苗と徒長した苗の比較写真》

良い苗を選ぶことは、きゅうり栽培の成否を左右します。以下のポイントに注目して苗を選びましょう。

  • 本葉が3~4枚しっかり展開していること。
  • 葉の色が濃い緑色で厚みがある。
  • 茎が太くがっしりしており、徒長していない。
  • 根の状態は、ポットの底から軽く白い根が見える程度が理想。
  • 葉や茎に病害虫の症状がないかを確認することも重要です。

きゅうりの定植手順と注意点

《写真アドバイス:植え付け作業中の様子、植え穴、水やりシーン》

以下の手順で定植作業を行います。

  1. 株間を守って植え穴を掘る(ポットより一回り大きく)。
  2. 植え穴に水を注いで土を湿らせる。
  3. 根鉢を崩さないように苗を植える。土の表面と苗の高さをそろえるのがポイント。
  4. 株元にたっぷり水やり。
  5. 朝晩が冷える地域では、アンドン仕立てで保温対策を。

定植から追肥までの管理スケジュールと作業内容

《写真アドバイス:定植1週間後の苗の様子、アンドンと支柱》

定植から最初の追肥までの管理を3段階に分けて紹介します。

活着の促進(定植から1週間)

定植直後は乾燥を避け、土の表面が乾いたら水を与えるようにします。
ウリハムシやアブラムシなどの害虫にも注意が必要です。見つけたら早期に対処を。

初期生育の安定(定植後〜2週間)

活着が確認できたら、水やりは土が乾いたときにだけ行います。
水のやりすぎは根腐れの原因になるため、過湿には注意してください。

また、雑草が株元に生え始めたら地際で刈るようにして、通気性を確保しましょう。

支柱の設置

草丈がアンドンを超えてきたら、支柱を設置して誘引を始めます。株が倒れないよう、ややゆとりをもって結びます。

最初の追肥のタイミングと見極め方

《写真アドバイス:肥大し始めた一番果の写真》

最初の追肥は、一番果が肥大し始めたタイミングが目安です。これは定植からおおよそ2〜3週間後にあたります。

追肥の量は適量に抑え、株元から少し離れた場所(畝肩)に施すのが基本です。
追肥後に水を与えると、肥料が効きやすくなります。

株が弱々しく見える、葉の色が薄い、成長が鈍いと感じた場合は、追肥を早める判断も必要です。

まとめ|定植後の観察と管理が収穫の第一歩

《写真アドバイス:支柱に誘引された元気なきゅうり苗》

きゅうりは成長が早い分、初期管理がとても重要です。定植のタイミングを見極め、適した苗を選び、活着から追肥までを丁寧に行うことで、しっかりとした株が育ちます。

5月のこの時期にスタートを切っておくことで、梅雨前後に実が育ち、夏の収穫に繋がっていきます。
ぜひ、毎日の観察と記録を楽しみながら、自分だけのきゅうり栽培を成功させてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました