【5月のナス栽培】葉が黄色い・元気がない?生育不良の原因と植え替え判断ガイド

ナスを定植してから最初の1か月は、夏の猛暑に負けない「強い株」を育てるための大切な時期です。
ですが、この時期に葉が黄色くなったり、株全体が元気がなかったりすると、とても不安になりますよね。

この記事では、私の市民菜園での経験をもとに、5月に起こりやすいナスの生育不良の原因と対処法をわかりやすくまとめました。
症状から植え替え判断の目安まで整理していますので、ぜひ参考にしてください。

葉が黄色くなったときの原因と対策

水やりの過不足(乾燥 or 過湿)

生育初期は毎日の水やりは必要ありませんが、1週間以上雨が降っていないなら水やりしましょう。

ナスは乾燥にも過湿にも弱い作物です。

ですが土の表面が乾いているからといって、安易に水をやると土中が過湿になり根腐れを起こすことがあります。

💡土の乾燥を調べる手段として「指で2~3cm掘って湿っているか」確認しています。

栄養不足(マグネシウム・リン酸)

下葉が黄色くなって落ちるようなら、マグネシウム不足(苦土欠乏)の可能性があります。
対策として苦土石灰の液肥を葉面散布または株元に施します。※希釈して使います。

また、リン酸不足では生長点の葉が小さく、全体に生育が止まり気味になります。
対策として即効性のある化成肥料、または鶏糞を施肥します。

害虫被害(アブラムシ・テントウムシダマシ)

アブラムシは生長点や葉の裏に群がり、汁を吸って株を弱らせます。
対策として見つけ次第捕殺・ストチュウ・油石鹸水スプレーで駆除しましょう。

テントウムシダマシは葉をボロボロにかじる厄介者です。
対策として葉裏の卵や幼虫を丁寧に捕殺しましょう。

葉の勢いがない・小さいときのチェックポイント

肥料不足で根が発達していない

葉が小さい・色が薄い・成長が止まっていると感じたら、初期生育がうまくいっていない証拠です。
ナスは根を深く張らせることで肥料と水分を吸収して樹を大きく生長させます。

即効性の液肥(化成または有機)をつる先の周辺に施肥しましょう。

また雨の降っていない日が一週間ほど続いているなら、水分不足で肥料も吸えていない可能性がありますので、早朝に水やりをしてみてください。。

株がグラグラするなら根をチェック

コガネムシの幼虫による根食害

苗の茎をそっと持って引っ張るとグラグラ…そんな時は要注意です。
コガネムシの幼虫が根をかじっている可能性があります。

株を掘り起こし、幼虫がいないか確認して発見したら捕殺しましょう。
ここでコガネムシの幼虫を取り損ねると、苗を植え替えても根を食べられてしまいます。

ナスの予備苗があれば植え替え可能

根の食害などでリカバリーが見込めない場合は、予備苗があると安心です。

私は毎年苗を一つ余分に購入して万が一に備えています。

もし苗が必要なくなったら培養土袋等で袋栽培も可能です。

まとめ|ナスの生育不良は「葉の状態」を見れば早期発見できる!

葉が黄色い・元気がない時は、水・栄養・虫害の3つをチェックしましょう。

  • 葉が黄色い・元気がない時は、水・栄養・虫害の3つをチェック
  • 株がグラつくなら根の虫食いを疑い、掘り起こして確認
  • 生育初期の不良は早期対応がカギ!ダメなら予備苗の活用も◎

5月はナスの樹づくりを左右する大切な時期。
葉の色・勢い・土の状態を観察しながら、元気な株を育てていきましょう!

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